皆さまの粘り強いご支援によって、ついにソーラーパネルを購入することができました!
ガザに暮らすヌールさん、ムサブさんそれぞれのキャンプで、太陽の光を電力に変え、自分たちの手でお水を汲み上げることができたことをご報告いたします。
苦渋の決断を経て。ついにソーラーパネルが稼働しました
現在、イスラエルによる物資の搬入拒否が続き、あらゆる資材の物価が異常なほど高騰しています。当初の計画通り、それぞれのキャンプに個別にソーラーパネルを設置するにはあまりに多額の費用が必要となり、一時は実施が危ぶまれる事態となりました。
しかし「どうしてもお水を届けたい」という一心で、現地では一つの大きな決断を下しました。
パネルの売り主の施設に、ヌールさんとムサブさんのパネル計20枚を共同で設置。その場所の賃料(月に500ドル/約8万円)を支払い続けることで、それぞれのキャンプまで長いケーブルを引いて電力を供給するという方法です。
この月々の賃料支払いは、プロジェクトを継続させるための、文字通り「苦渋の決断」でした。しかしその結果、ついに命を繋ぐシステムが動き出したのです。

このうちの10枚がヌールさん、10枚がムサブさんのパネルです。(残りは業者のパネル)
「4日間、水がなかった」——切実な現場に届いた安心感
ヌールさんは、現地の切実な状況をこう語ってくれました。
「現在、この地域で自治体が行う配水は7日に1度程度。長い列に並んでも、その水さえ手に入れられない人がたくさんいます。いつでも水が手に入ることは、人々の命だけでなく、心の安定に直結します。
ある女性は、4日間もお水がない状態で、雨水でお皿を洗ったり洗濯をしたりして耐えていたそうです。衛生的に決して良いとは言えません。
また、怪我をして歩行が困難なお父さんが、幼い子どものために、何度も転びながらバケツを運び、隣のキャンプから水を汲みに来る姿もありました。彼らのキャンプに水を貯めるタンクを購入できれば、もっと多くの人々が恩恵を受けられるはずです。」
水だけではない、電気の恩恵。夜を照らす明かりと人々の暮らし
ソーラーパネルがもたらしたのは、お水だけではありませんでした。
夜を明るく照らす電灯、連絡手段である携帯電話の充電、そして洗濯機での洗濯。何より、お年寄りのための薬を冷蔵庫で保管できるようになったことは、大きな変化です。

さらに、ヌールさんからは幸せな映像も届きました。このソーラーパネルの電気を使って、キャンプで結婚式を行うことができたそうです。電気は、人々の苦しみを和らげるだけでなく、祝祭の場をも支える「希望の光」となりました。

プロジェクトの資金詳細
皆さまからお預かりした大切な資金は、以下のように活用させていただきました。
■ 1拠点あたりの導入費用
- 太陽光発電システム(ソーラーパネル10枚分)
- 出力:約615ワット×10枚(総出力 約6,000ワット)
- 費用:約27,000ドル(1ワットあたり約4.5ドル計算)
- 周辺機器
- リチウムバッテリー、電力装置(インバーター/コントローラー)
- 費用:約12,000ドル
- 総計:約39,000ドル
■ プロジェクト総計(2拠点分) 合計費用:約78,000ドル

ヌールさん、ムサブさんからのメッセージ
ヌールさんより
「日本の皆様へ。このたびは、井戸の運営と水の供給のために、温かいご支援をいただき心より感謝申し上げます。皆様のご協力により、多くの人々が安心して水を利用できるようになりました。遠く離れた場所からの優しさと連帯は、私たちの大きな希望です。皆様の思いやりを、私たちは決して忘れません。」
ムサブさんより
「皆さまのおかげで、安全な水を届けることができました。今日、実際に水をくみ上げる作業が行われ、システムも順調に稼働しています。皆さまの善意に、心から感謝申し上げます。これからも応援をよろしくお願いいたします。」
【次なるステップ】水をより遠く、より多くの人へ届けるために
ついに動き出したこのプロジェクトですが、維持と拡大のためにはまだ課題が残っています。
今後は、パネル設置場所の毎月のレンタル費用(500ドル)の補填、そして、より多くの避難民の方々へ水を運ぶための「タンク」や「ホース」の購入に資金を充てていく予定です。
蛇口から水が出る。夜に明かりが灯る。 そんな当たり前の日常を取り戻すための歩みを、引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。
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プロジェクトメンバー
古知屋恵子(版画家、絵本作家 パレスチガ代表)@kochiyaKeiko
榊原直美(パレスチガ 寄付窓口))@napo0407
坂本美雨(ミュージシャン)@miu_sakamoto
@palestine_chigasaki

