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ムジャッダラ(مجدّرة)

ムジャッダラは、レンズ豆とブルグル(挽き割りにしたデュラム小麦)または米、そしてたっぷりの飴色玉ねぎを使ったシンプルながら奥深い味わいのある伝統料理です。

料理名はアラビア語の mujaddara(مجّدرة)、つまり「粒々になった」「ぶつぶつ模様の」という意味であり、レンズ豆と麦や米が混ざり合った見た目に由来するとも言われています。

パレスチナをはじめ、レバノンやシリアなどでも人気がある家庭料理ですが、地域や家々によってバリエーション豊富で、パレスチナでも小麦の栽培が盛んな北部ではブルグル、米が手に入りやすい南部ではお米(バスマティライス)を使うことが多いと言われています。

今回はブルグルで作りましたが、バスマティライスや、日本のお米で作ることもできます!

材料(4人分):

  • 茶レンズ豆  1カップ
  • 粗挽きブルグル  1カップ
  • 玉ねぎ 大1個(薄切り)+中1個(みじん切りまたは輪切り)
  • オリーブオイル 大さじ4〜5
  • 塩 小さじ1
  • クミンパウダー 小さじ1
  • 黒コショウ 少々
  • 水 約3カップ

作り方:

1.フライパンにオリーブオイル(大さじ2)を熱し、薄切りにした玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めます(焦げないように弱火〜中火で20分ほど)。これは仕上げ用に取っておきます。

玉ねぎをじっくり炒めます

2.鍋にレンズ豆と水(約2カップ)を入れ、15〜20分ほど柔らかくなるまで中火で煮ます(完全に煮崩れさせないように)。

茹でる前のレンズ豆

3.鍋にみじん切りまたは輪切りの玉ねぎ(中1個)とオリーブオイル(大さじ2〜3)を入れて炒め、香りが出てきたら、ゆでたレンズ豆(茹で汁も一緒に)とブルグルを加えます。

炒めた玉ねぎとレンズ豆を混ぜます
ブルグルも加えます

4.塩、クミン、黒コショウで味を整え、水を追加して(豆の茹で汁を含めて)液体が合計3カップ程度になるよう調整し、蓋をして弱火で約15分炊きます。水がなくなり、ブルグルがふっくらしていれば大丈夫です。

味を調えて炊きます

5.火を止めて10分ほど蒸らしたあと、炒めておいた飴色玉ねぎを上にのせて完成です!

完成したムジャッダラ
  • 常温のままでも、冷やしても美味しいので、作り置きやお弁当にも向いています。
  • プレーンヨーグルトアラブ風サラダ(トマト・キュウリ・レモン汁)と一緒に食べるのが現地流。栄養も味のバランスも良い一皿になります。
  • ブルグルの代わりにお米を使う場合は、お米を事前に30分~1時間水につけておいて、更に「4.」の水を追加するところで約3カップ半程度に増やしてください。ブルグルより米の方がよく水を吸収するためです。
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この記事を書いた人

出雲國の辺境の地から、現代社会の歪みとパレスチナへの皺寄せを憂い、何かできることはないかと模索しています。料理や語学などの文化的観点からのアプローチが主になりそうです。イスラーム圏のお料理を提供するカフェ・アッサラーム(売上の一部をパレスチナ支援へ)を不定期開催中。